防災設備のリニューアルについて
故障
故障とは一般的に「物が壊れて使用できなくなること」を示します
しかし、場合によっては機能の低下、不十分な状態までも故障と考える必要があります
ある製品が生産され、使用期間を経て廃棄されるまでの生涯の故障率の推移を図にすると下図のようになります
f1=初期故障期
製造過程の中で欠陥があり、使用開始した初期段階で故障に至る期間
f2=偶発故障期
製品の初期ロットで初期不良が十分に排除され、ごく稀にしか故障が発生しない安定した期間
f3=摩耗故障期
部品などに摩耗や劣化が蓄積してきて故障が増加してくる期間
摩耗故障期に入っている設備については、いつ故障しても不思議ではない状態です
自動火災報知設備
お客様の財産および人命、安心、安全を維持していくためには、最新の設備にリニューアルすることをおすすめしています
古い設備の場合、使用している部品の経年劣化が進み故障率が年々増加していき自動火災報知設備が作動しない事態に陥る場合があります
自動火災報知設備をリニューアルする目安 | |
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受信機 | 15年 |
受信機(電子部品を多用していないもの) | 20年 |
煙感知器 | 10年 |
熱感知器(半導体式) | 10年 |
熱感知器 | 15年 |
発信機 | 20年 |
地区音響装置 | 20年 |
定期点検を行っているお客様であっても万一の際に作動しないなどが起こりえるので、最新の設備にリニューアルすることをおすすめしています
設備のリニューアルを検討しているお客様は、是非弊社までお問い合わせお願いいたします
非常用照明器具および誘導灯
一般的に非常用照明器具および誘導灯の適正交換時期は8年~10年といわれています
また、耐用の限度は12年~15年といわれており現在設置している器具の多くは耐用年数を超えてきています
特に、製造年月が2002年製以前のものは器具ごとの交換をおすすめします
誘導灯の交換例
【試算条件】
年間点灯時間:8760時間(24時間点灯)
電気代 :21円/kwh
既設器具 | 交換器具 | ||
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器具名 | FA11781 | → | FA10303 |
ランプ | FL10W | → | LED |
ランプ寿命 | 6000時間 | → | 60000時間 |
消費電力 | 15W | → | 2W |
年間電気代 | 2759円 | → | 368円 |
上記のように交換の一例を記載しましたがランニングコストが大幅に削減されるのがわかるかと思います
古い器具で正常に作動していても、最新の設備にリニューアルすることでお客様の負担を軽減することが可能となります
非常照明器具および誘導灯の交換の際は、是非一度弊社までお問い合わせお願いいたします